みなさんこんにちは、karuta (@hibilog.karuta)です!
今回はmacの利用者なら一度は名前を聞いたことがあると思われるStationというアプリについて詳しくご紹介していきたいと思います。
Stationはブックマーク系のアプリとしてとても使いやすいのですが、「これができたらもっと便利なのに!」というような点もいくつかあるので、この記事では自身で使ってみた体験を踏まえつつStationのオススメポイントをお伝えしながら、惜しい点を補完できるようなアイディアをご紹介していきたいと思います。
それでは早速ご紹介していきましょう!
Contents
そもそもStationってどんなアプリ?
この記事をご覧いただいている方はすでにご存知かとは思いますが、おさらい程度にStationというアプリについてご紹介したいと思います。
Stationとはmac OS / Windows OS向けに展開されている無料アプリであり、さまざまなwebサービスを統合し、一つのアプリでさまざまなサービスを一元管理することを可能にするアプリです。
2019年時点で全世界で展開するサービスのうち600以上のサービスに対応しているようです。
Stationで連携可能なサービス
Stationでは以下のような有名なサービスを連携することにより、Station単体でこれらを一元管理することが可能です。
- Slack
- Chatwork
- Gmail
- Goolgeカレンダー
- Googleドライブ
- ZOOM
このように仕事やプライベートで活用する可能性が高いコミュニケーションツールなどは一通り対応しているため、タブを開きすぎて「目当てのタブがどこに行ったからわからない」なんてことがなくなります。
また、登録したサービスについては通知もStationが一元管理してくれるのでサービス横断の利用になる際も、Station内での切り替えとなりスムーズな移行が可能となります。
Stationをオススメしたい3つのポイント

簡単にStationについてご紹介したところで、ここからはStationをみなさんにオススメしたいポイントを3つご紹介していきたいと思います。
1. シンプルかつミニマルなデザイン
一つ目は何と言っても、アイコンとUIのシンプルなデザインです。
白と青を基調としたアプリのアイコンはデザイン面ではmacのUIに馴染み、dockに常備したくなるデザインとなっています。
また、Station内に登録したアイコンはフラットなデザインになっており、視認性も高く使いやすくなっています。
2. 非対応サービスの任意ブックマーク化
2つ目が非対応のサービスもカスタムアプリとして独自に登録できる点です。
サービスの登録はアプリを開き、左下に表示される「+」ボタンを押した後、「My custom apps」タブ内の右上もある「+ Add a custom app」から登録することが可能です。
登録はURLベースで行うのですが、その他サービス登録名やアイコン画像も独自で設定することができるので、マイナーサービスや社内独自アプリなどもまとめて管理することが可能となっています。
ブラウザを立ち上げたり、タブを追加で開かずに済むのでデスクトップを視認性高く活用することができています。
3. メモリとストレージに親切な設計
3つ目はPCや仕事のパフォーマンスに強く影響する部分です。
Stationはサービス統合アプリという性質上、他サービスのアプリをダウンロードせず、Stationアプリのみでサービスを利用することが可能です。
そのため、アプリのダウンロード数を減らすことが可能なため、ストレージ容量の節約に繋がります。
また、Stationではサービスを利用していない状態での通信や情報取得などを制限する「Background Activity」をサービスごとに設定することが可能です。
「Background Activity」を設定することにより利用していない状態では非アクティブ化させることで、メモリの使用を最小限に抑えるとともに、ほかの作業を並行して行ったり、少し重めの作業を快適にこなすことが可能になります。
Stationのここが残念…

このようにメリットも多いStationですが、残念な点もいくつかあるのでご紹介したいと思います。
1. macのトラックパッドを最大限活かしきれていない
1つ目の残念ポイントはトラックパッドの利便性をほとんど活かすことができていない点です。
macの特徴の1つにトラックパッドの操作性と自由度の高さが上げられると思いますが、Stationはトラックパッドを活用したページ間スワイプ (戻る/進む)をはじめとした各種機能を使うことができません。
そのため、macユーザーであればナチュラルに使っていた機能をStation単体は使用することができないので少し使い勝手が悪いです…。
2. 使えないショートカットが多い
2つ目は機能しないショートカットが存在する点です。
Stationでは「command + Z」などのショートカットを利用することができません。
SlackやChatwork、Facebook Messengerなどを利用したコミュニケーションを行っていると長文でのやりとりになってしまうこともありますよね。
そんな時に誤って入力したテキストを削除してしまうと大変なことになってしまうので、注意が必要です…。
3. 開発者ツールの利用や比較しながらの作業に向かない
3つ目は多くの方に当てはまるものではないと思うのですが、Stationは2つのページなどを比較したり、特定のページの構成などを読み取ることができません。
そのため、そのような作業が必要な場合はブラウザで該当のページを開きながら作業をする形になります。
Stationをより便利に活用するためのアイディア

ここまでStationのメリット・デメリットをご紹介しました。
デメリットを持ちながらもあまりある利便性の高さはお分かりいただけたかと思いますが、ここからはそんなStationをもっと便利に利用するアイディアを2つご紹介したいと思います。
ショートカットを活用してStationをもっと便利に!
先ほど使えないショートカットがあるというデメリットをご紹介しましたが、Stationには使い勝手を上げてくれる独自のショートカットがあります。
command + F | 利用サービスページ内での検索 |
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command + T | Station登録サービスを跨いだキーワード検索 |
command + 数字 | 登録サービスの切り替え ※数字は登録サービスの順番 (上から) |
これらのショートカットを用いることでスムーズにサービスの切り替えを行ったり、どのプラットフォームで行っていたやりとりなのかを素早く検索することが可能になるため、作業がとてもスムーズに進むようになります。
中でも「command + T」は登録サービス全てを横断した形で該当のキーワードが含まれるやりとりなどを抽出してくれるため、とても利便性が高いものになっています。
Better Touch Tool / Better Snap Toolと併用したトラックパッドの有効活用
独自ショートカットや各種設定など便利な点もある一方でmacの利点でもあるトラックパッドの操作性が制限されてしまうのは痛いところですよね。
人によってはこのデメリットだけで利用を止まる人もいそうなレベルです。そんな課題を解決してくれるのがApp Storeで370円で販売されているBetter Snap Toolです。
このあたりの情報については借金エンジニアさんが詳しく記載されているのでご参照ください!
このBetter Touch Toolを導入後、一番左端にある「+」マークから「ファイルシステムからアプリを選択」を選び、Stationアプリを登録します。
その後「グループとトップレベルのトリガー」にて以下の内容を登録すると、Station内で右スワイプ・左スワイプを利用した動作が可能になります。
2本指で左にスワイプ | command + ] ※フォワード |
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2本指で右にスワイプ | command + [ ※バック |
各種アプリではStationのように動作が制限されているアプリもあるのですが、Better Touch Toolを活用することで、その制限を取り外して使用することができるようになるため、ぜひ使用してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は作業効率化系のアプリ、Stationについてご紹介しました。
いくつか欠点もあるのですが、一つのアプリでほとんどのアプリやサービスを管理することが可能ですし、挙動もスムーズなのでメモリ容量が少ない市販の吊るしモデルでこそ力をはっきしてくれるアプリだと思います。
何より、別アプリとの連携で欠点も解決することができるので、みなさんぜひDLして使ってみてください!